画像引用:毎日新聞
19日午後3時39分に福岡管区気象台によりますと、宮崎県えびの高原の硫黄山(いおうやま)噴火が発生したと発表がありました。加工からは少量の噴煙が上がり、高さは火口から200メールの位置まで到達したそうです。現在、噴火警戒レベルはこれまでの2から3に引き上げられています。
硫黄山(いおうやま)とは?
今回噴火したのは、宮崎県えびの高原にある山で標高は1317mあります。霧島火山の中で最も新しい火山で、江戸時代に噴火したという記録も残されています。最近では火山ガスが頻繁に噴き出すなどの活発な噴火活動が確認されており、2月20日に噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)から2に引き上げ警戒されていました。
今回の噴火では、高いところでは噴煙が火口から300mの高さに達し、警戒レベルを3に引き上げさらなる警戒が呼びかけられています。
火山が噴火したらどうすればよいか
では、実際に火山が噴火してしまったらどうしたらよいのでしょうか。
一般的には、噴火時はより火口から近いところが危険であるとされています。出来るだけ早く火口から離れることが大切ですが、その時に慌てない為にも事前に知識を得ておくことが身を守ることに繋がります。
ハザードマップを確認しよう
登山など山に行く予定がある時はもちろん、普段から自宅周辺のハザードマップ(火山防災マップ)を確認しておきましょう。
画像引用:噴火ドットコム
ハザードマップ(火山防災マップ)は「火口の位置」や「噴火の規模」「噴火の種類」が変動するという前提の上で、危険な可能性のあるエリアを表示しています。
すべてのエリアが危険というわけではないので、実際に噴火が起きた時は、気象庁から発表される「噴火警戒レベル」などの情報や自治体からの情報を基準に判断しましょう。また、現在では自治体の防災の取り組みが進み、居住地のエリア分けがなされて、エリアごとに避難できる体制ができつつあります。
引用:噴火ドットコム
噴火警戒レベルもチェック
今回の硫黄山の噴火では噴火警戒レベルが3に引き上げられています。
では、警戒レベル3とはどのような状況なのでしょうか、実際の対応策も含めてレベルの内容も把握しておくことが大切です。
画像引用:噴火ドットコム
レベル1では入山規制、今回のレベル3では「火山活動の推移に注意、入山規制」「登山禁止、入山規制」という表記があります、居住地域付近までの重大な噴火の可能性が高くなっていることもあり、避難を視野に入れておく必要があります。
油断は禁物
警戒レベルは常にレベル1から上がっていくものではなく、火山活動によってはいきなりレベル5になることもあります。まだ低いから大丈夫、ということはありません、活動が活発になっている火山の動向には十分注意が必要です。