「嘆きのボイン」月亭可朝80歳死去 急性肺腺維症で 破天荒人生


画像引用:デイリースポーツ

9日、落語家の月亭可朝(つきてい・かちょう)(本名・鈴木傑=すずき・まさる)さん80歳が3月28日に兵庫県内の病院で亡くなっていたことが分かりました。死因は急性肺腺維症で、通夜、葬儀告別式はすでに密葬で営まれたということです。

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カンカン帽で「嘆きのボイン」が大ヒット

可朝さんは1938(昭和13)年神奈川県生まれ。
幼少期に大阪に転居し、1958(昭和33)年3代目林家染丸に入門し染奴として活動していたものの女性問題で破門されてしまいます。その後人間国宝だった3代目桂米朝に入門し落語家として頭角を現していきます。1969(昭和44)年には、トレードマークのカンカン帽を被り歌った「嘆きのボイン」が大ヒット「ボインは赤ちゃんが吸うためにあるんやで~お父ちゃんのものと違うのんやで~」というフレーズが一世を風靡しました。

破天荒人生、ストーカーで逮捕も

実力派の落語家でありながら歌が大ヒットするなど才能に溢れた可朝さんですが、その人生はとにかく破天荒、一夫多妻制の公約を掲げて出馬した参院選では落選、2008年には知人女性へのストーカー規制法違反で逮捕されるも、後にその女性と復縁するなど波乱に満ちたものでした。

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特発性肺線維症とは?

肺が固くなり膨らみにくくなる 特発性肺線維症(とくはつせいはいせんいしょう)【英語ではIdiopathic Pulmonary Fibrosisと表記され、略してIPF(アイピーエフ)と呼ばれています】とは、肺胞(肺を構成しているやわらかい小さな袋)に”傷”ができ、その修復のためにコラーゲンなどが増加して肺胞の壁(間質)が厚くなる病気です。
そのため、咳が出たり、酸素がうまく取り込めなくなり息苦しくなります。特発性肺線維症は次第に進行し、肺が固くなり膨らみにくくなるため、呼吸が維持できなくなる場合もあります。初めの頃は安定していても、ある時期から進行しはじめることもあります。
出典:シオノギ製薬

肺線維症は、50歳以上の男性に多くみられる疾患で、その多くが喫煙者であることから、喫煙が「危険因子」であると考えられています。可朝さんに喫煙の習慣があったのかは不明ですが、風邪やインフルエンザで急速に悪化することがあるようです。

破天荒でノリが良く誰からも愛される人柄だった可朝さん、弟子には月亭八方、孫弟子に八光、方正など実力を高く評価されている落語家さんが名を連ねています。
昭和を代表する名人芸が見られなくなってしまったのは残念ですが、芸人魂はお弟子さん達に受け継がれていくことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

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